強気なタイトルから入りましたが、一先ずこの本を簡潔に説明すると以下の通りです。
- 絵を練習している人、誰しもがぶつかる疑問に答えてくれる。
- プロ向けのデッサン教室をやっているからこそわかる各職種に合った練習法の紹介も。
- 簡単な描き方を説明するものではない。
- 何かひとつの技術・練習法について詳細に説明するものではない。
ある意味「簡単な書き方」系を読むより近道
ここに書かれているのは、「こんな描き方をすれば早く上達しますよ」というものではなく、絵を上達させる練習方法の種類と、その意味です。
デッサンやクロッキー、30秒ドローイングなどの練習方法はインターネットで調べればいくらでも出ます。
でも、それぞれの練習法にはどういう効果があって、自分の目標のためにはどれが必要なのかということまでは教えてくれません。
私は何かと、この練習法があってるのか?意味があるのか?ということを考えてしまい、がむしゃらに練習するということができない性格だったので、
独学でも試行錯誤しながら見つけてきた「考え方」を論理的に説明してくれるこの本は、すごく納得できたし、もっと早く知っていたら・・・と思いました。
結局、絵が上手くなりたければ練習量が大事という結論なのですが、ここで書かれていることを知っているかどうかで上達のスピードは全然違うと思います。
ちなみに
成富ミヲリさんはCG WORLD Entryでも記事を書いているので、参考までに!
デッサンとは何なのか?No.01>>デッサンを知らずにデッサンを語っていませんか?