Mayaには、インストールすることで使うことのできるBonus Toolsというツール群があります。これは標準搭載でいいんじゃないか?と思える便利なものから、うーん・・・使える・・・か?というものまで種類は様々ですw
いざ、インストールしてBonusToolsメニューを開いてみると・・・ん?
グレーになって使えないツールがある・・・
インストールは失敗していないはずなのになんでだろう?
となることがあります。
解決方法がわかりましたので解説します。
プラグインマネージャーにチェックを入れる
標準のものから導入したものまで、プラグインを使うにはプラグインマネージャーというところでチェックを入れる必要があります。
方法は以下の通りです。
- Windowsメニュー→Settings/Preferences→Plug-in Managerでウィンドウを開きます。
- ../MayaBonusTools-2015-2018/Contents/plug-ins/..の中にツールのチェックボックスが並んでいるので、[loaded]と[Auto load]の両方にチェックを入れます。
Mayaに慣れている人でも、直ぐには気がつけず、言われてみれば「あーなるほどね!」という感じかと思います。
プラグインあるある
Mayaを使っていると、今まで使えてたツールが起動しなくなったり、メニューから表示がなくなったりすることがあります。
そういった場合、大体プラグインマネージャーのチェックが外れてます。
エラーでソフトが落ちると設定が保存されず、起動時チェックが外れてしまうわけです。
前触れなくチェックが外れてしまうこともありますが・・・
言語が日本語の設定になっていても使えない
不便なことに日本語設定になっているだけでも、使用することができません。
英語設定にするには、PCの設定に環境変数を追加する必要があります。
設定方法はOSによって違うので、全ては説明できないのですが、とりあえず、Windows7/8での設定方法を紹介します。
- コントロールパネル→システムとセキュリティ→システム→システムの詳細設定→環境変数 の順でダイアログを開きます。
- 上の欄直下にある[新規]ボタンを押します。
- 「新しいユーザー変数」というダイアログがでるので、変数名に「MAYA_UI_LANGUAGE」、変数値に「en_US」と入力し、[OK]を押します。
- 環境変数ダイアログの[OK]まで押したら、設定完了です。
あとはMayaを起動し、英語の設定になっていることを確認します。
日本語のときにプラグインマネージャーを設定していた場合は、もう一度設定する必要があります。
環境変数ダイアログの欄にある環境変数を選択して[削除]を押せば消せるので、Mayaを日本語に戻すことも出来ます。
まとめ:日本語ユーザーにとっては・・・
これで一応Bonus Toolsを使うことができるはずです。ただ普段日本語でMayaを使っている人にとってはとても不便ですね・・・。もし常用したいツールがある場合は、この機会に英語版に切り替えるのもいいかもしれません。英語の方になれておけば、海外の解説サイトも理解できるかも!