3DCGに興味ある人は沢山いるでしょう。その中には3DCGを仕事にしようと思っている人もいると思います。好きなことを仕事にしたいと思うのは当然ですが、ただ必ずしもそれがベストとは限りません。
作るのが好き?見るのが好き?
3DCG業界を目指すようになったきっかけは何でしょうか?
今多くの映画やアニメ、ドラマなどで3DCGが使われていますし、ニコニコ立体やミクミクダンス、その他3DCGコミュニティサイトなども多数あります。当然3DCGに触れる機会が増えれば興味もわきますよね。
ただそこで一旦考えて欲しいのが、3DCGを作ることが好き?見るのが好き?ということです。
作るのが好き!という人はもちろんこの業界を目指すべきだと思います。自分の作った作品が世の中に発信される喜びは格別です。やはりそういう人は楽しんで仕事をしているし、1番成長が早いです。
逆にどっちかというと見るのが好きなのであって、作ること自体はそんなに・・・という人はあまりオススメしません。やはり見るのと作るのとでは感覚が全然違います。いくら3DCGが好きとはいっても、作ることが好きじゃない人にとっては、もしかしたら苦痛に感じてしまうかもしれません。
必ずしも好きなものを作れるわけではない
作ることが好きで、CGを作る仕事が出来れば幸せと思ってこの業界に就職します。ただクリエイターというのは自分の感性を表現したいという欲求が出てきてしまうものです。
仕事である以上クライアントやお客さんが好むものを作らないといけません。また、自分の中ではこうした方が絶対いいと思ってもクライアントのイメージと合わないということもあります。
3DCGを作るのが好きでこの業界に入って一番近いところにいるのに、そういった自分の中の欲求が満たされないということが起きるわけです。
プライベートでの作品制作も難しい
仕事ではどうしても自分の表現したいものを作れないなら、それはそれで割り切ればいいでしょう。プライベートで自分の作りたいものを作ればいい。
しかし、この業界はそれすら難しいのが実状です。業界全体で残業が多いため平日は帰ったらほぼ寝るだけですし、休日でも出勤することがあります。
本業は別に、3DCGは趣味という選択も
特に有名タイトルに関わりたいなどのこだわりがないのなら、趣味でやるという選択もいいかもしれません。
本業は定時で帰れる安定した仕事を選び趣味で作りたいものを作る。
今の時代定時で帰れて給料も良いという仕事も中々ありませんが、同時に趣味でお金を稼ぐ方法も多くなってきたので、それを生活の足しにすることもできます。たとえ、数万円も稼げなかったとしても、クリエイターとして稼いでいる実感は強いのではないでしょうか。